世界大百科事典(旧版)内の《玄奘三蔵絵》の言及
【法相宗秘事絵詞】より
…中国唐代,法を求めて入竺し,請来した梵本経典の漢訳に努めた玄奘三蔵の伝記を説いた,鎌倉時代後半の絵巻。古くは《玄奘三蔵絵》と呼ばれていたが,玄奘は法相宗の開祖と仰がれ,その行業を著すことから《法相宗秘事絵詞》とも称する。日本の法相宗の中心である興福寺大乗院に秘蔵され,現在は大阪の藤田美術館の所蔵となっている。…
※「《玄奘三蔵絵》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」