《玉茗堂四夢》(読み)ぎょくみょうどうしむ

世界大百科事典(旧版)内の《玉茗堂四夢》の言及

【湯顕祖】より

…詩文の上では,王世貞らが〈文は秦漢,詩は盛唐〉を最高の古典として称揚し,もっぱらこれらの模擬をとなえたのに対し,まっこうから反対して,六朝や宋の詩文をも尊重すべきことを主張し,清の銭謙益に大きな影響を与えた。劇作の上では《紫釵記》《還魂記》《南柯記》《邯鄲記》を書き,いずれも内容が夢と関係が深いので,その書斎の名を冠して《玉茗堂四夢》とよんでいる。とくに《還魂記》は夢と現実を交錯させる特異な構成の中で,青年男女の恋愛を生死をこえて成就させる筋で,天下の子女の喝采を博した。…

※「《玉茗堂四夢》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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