《田舎青年》(読み)いなかせいねん

世界大百科事典(旧版)内の《田舎青年》の言及

【青年団】より

…明治10年代から20年代にかけて,青年の学習組織である夜学会や小学校の同窓会を母体として青年会が組織されはじめた。青年団の父といわれた山本滝之助は,この動きに着目し徳富蘇峰の青年会論の影響もうけ,1890年〈青年会ノ起ランコトヲ望ム〉を起草し,さらに96年《田舎青年》を書き,教育,文化にめぐまれない地方の農村青年が青年会をつくる必要を力説した。山本滝之助の主張と日清戦争時の青年会の銃後活動に着目した政府は,1905年内務省地方局長通牒〈地方青年団体向上発達ニ関スル件〉を出し,青年会の奨励を行った。…

※「《田舎青年》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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