《社会主義》(読み)しゃかいしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の《社会主義》の言及

【社会主義協会】より

…(1)1898年に〈社会主義の原理と之を日本に応用するの可否を考究する〉目的で設立された社会主義研究会を,1900年1月に社会主義を〈日本に応用すること〉を目的に改組した日本最初の社会主義者の組織。安部磯雄を会長に,片山潜,幸徳秋水らを擁して社会主義の研究と啓蒙にあたり,平民社と一体となって草創期の日本社会主義に大きな足跡を残したが,日露戦争中の04年11月に警察当局から解散を命じられた。…

【新社会】より

…1915年9月,売文社から堺利彦によって創刊された社会主義啓蒙雑誌。月刊。…

【日本社会主義同盟】より

…1920年代初頭の社会主義者の大同団結組織。米騒動後,急速に労働運動,普選運動の勢いが高まるなかで,〈冬の時代〉を強いられていた社会主義運動が活性化してきた。…

【売文社】より

…堺利彦設立の代筆業兼出版社。堺は1910年赤旗事件の刑期を終えて出獄した際,大逆事件の弾圧下で生活難にあえぐ社会主義者たちを支えるために売文社を創立した。彼は雌伏の時期にここにたてこもり〈文を売って口を糊するにまた何のはばかるところあらん〉と広告して,幸徳秋水亡きのち社会主義運動の中心的役割をめざした。…

【労働世界】より

…主筆の片山潜のほか安部磯雄,高野房太郎,横山源之助,村井知至らが執筆し,組合運動発展の武器となった。初期の論調は労資協調に基づく改良主義的なものだったが,99年には〈社会主義欄〉が新設されるなど,しだいに社会主義や労働者政党の問題にも関心をよせるようになった。1901年12月21日,100号を最後に《内外新報》となったが,翌年4月から雑誌《労働世界》として復刊した。…

※「《社会主義》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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