《秋刀魚の歌》(読み)さんまのうた

世界大百科事典(旧版)内の《秋刀魚の歌》の言及

【殉情詩集】より

…ほとんどが,今様や《梁塵秘抄》など伝統歌謡の技法を意識的にとり入れた古風な文語定型詩で,作者自身〈昨日の思ひ出に僕は詩人であり,今日の生活によって僕は散文を書く〉とも語っており,ことさら古風な体裁がとられているが,歌われている人間心理はまさしく現代人のものである。なお,特に有名な〈秋刀魚(さんま)の歌〉は千代子への愛憐を歌ったもので,次の詩集《我が一九二二年》(1923)に収められている。【河村 政敏】。…

※「《秋刀魚の歌》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android