《空想から科学へ》(読み)くうそうからかがくへ

世界大百科事典(旧版)内の《空想から科学へ》の言及

【エンゲルス】より

…《家族,私有財産および国家の起源》(1884),草稿《自然弁証法》(リャザーノフ編により1925年刊)などもその成果であるが,とりわけ《反デューリング論》(1878)はマルクス主義社会科学の平明な見取図として広く受け入れられ,時々の主流のマルクス主義理論(ドイツ・マルクス主義→ソ連マルクス主義)は主としてこれに依拠している。また,その一章に少し手を加えたパンフレット《空想から科学へ》(1880)は最も多く読まれた入門書である。またマルクスより十数年ながく生きて大不況や独占形成など資本主義経済の新展開を経験したから,折にふれてその分析を試み,これも後継者の現代資本主義の分析に大きな影響を与えた。…

※「《空想から科学へ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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