世界大百科事典(旧版)内の《経済学提要》の言及
【パレート】より
…パレートはその著《経済学講義Cours d’économìe politique》(1896‐97)において,理論的には基本的にワルラスの延長線上にあるが,実証的研究にすぐれたところを示し,とくに所得分布の不平等度に関するパレート法則の定式化はよく知られている。 しかし彼がワルラスから脱皮して独自な理論を構築したのは,《経済学提要Manuale di economia politica》(1906)においてである。そこにおいて彼は,ワルラスの限界効用概念を捨てて無差別曲線分析を展開した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」