《蘭亭十三跋》(読み)らんていじゅうさんばつ

世界大百科事典(旧版)内の《蘭亭十三跋》の言及

【趙孟頫】より

…王羲之の《蘭亭序(らんていじよ)》を臨すること無慮数百本といわれるほど錬磨を積み,遒麗整粛な書風をもって当代を風靡したばかりか,明以後の書にも,また朝鮮,日本の書にも大きな影響を与えた。作品としては,《蘭亭十三跋》のほかに,日本に作品の存在する《漢汲黯伝(かんきゆうあんでん)》《与中峯明本札》などがあり,その書技の非凡さを知ることができる。また,画における功績も書に劣らず,北宋末の李公麟の線描様式を祖述し,好んで白描画を描き,山水,竹石,人馬,花鳥のいずれにもすぐれており,黄公望,呉鎮,王蒙,倪瓚(げいさん)ら元末四大家への道をひらき,指導的な役割をつとめたとされる。…

※「《蘭亭十三跋》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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