《血を流し,死なんとするイエス》(読み)ちをながししなんとするいえす

世界大百科事典(旧版)内の《血を流し,死なんとするイエス》の言及

【受難曲】より

…事実18世紀に入ると,オラトリオ風に自由に詩作された宗教的抒情詩と世俗的劇音楽の様式が,聖書の叙事的なドラマを圧迫するようになった。ハンブルクの詩人ブロッケスBarthold Heinrich Brockes(1680‐1747)作詞の《血を流し,死なんとするイエスDer blutige und sterbende Jesus》と,イタリア・オペラの作詞家として有名なメタスタージオの《イエス・キリストの受難La Passione di Gesù Cristo》はその例である。これらのテキストでは聖書の言葉はほとんど完全に排除されているが,前者はヘンデル,テレマン,R.カイザー,マッテゾンらによって,後者はカルダーラ,N.ヨンメリ,パイジェロらによって作曲された。…

※「《血を流し,死なんとするイエス》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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