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《衣裳のフォークロア》 いしょうのふぉーくろあ

世界大百科事典内の《衣裳のフォークロア》の言及

【変装】より

…よく知られるように,衣装は単にわれわれの身体を外的な自然の諸条件(暑さ寒さなど)から保護するだけではなく,その着用者の性別,年齢,婚姻の有無,身分,職業,宗教,民族等々を示す,社会的・文化的な記号としての役割をもっている。ロシア出身の民俗学者・記号論学者ボガトゥイリョフPyotr G.Bogatyryov(1893‐1971)が著した《モラビア・スロバキアにおける民俗衣装の諸機能(邦訳題《衣裳のフォークロア》)》(1937)は,このような側面からの衣装の構造的機能研究の先駆的な業績であるが,その中の一章〈未婚の母のかぶりもの〉は,衣装というものがもつシンボリックな機能,ひいてはそれが社会の中で形づくる〈制度的強制力〉を知る上で,示唆に富む事例となっている。モラビア・スロバキアのいくつかの地域では,性道徳を犯し〈未婚の母〉となった娘は,編んで垂らした髪を切られ,既婚女性と同じかぶりものをすることになるのであるが,そのような変更は,妊娠が知れるやいなや有無をいわさずに行われ,その〈堕落した娘〉は,共同社会の中で他の独身の娘とまちがいなく区別されることになるのである。…

※「《衣裳のフォークロア》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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