《親鸞聖人御因縁秘伝鈔》(読み)しんらんしょうにんごいんねんひでんしょう

世界大百科事典(旧版)内の《親鸞聖人御因縁秘伝鈔》の言及

【親鸞】より

…室町時代に入って真宗の布教が進むと,親鸞伝の増補修飾は一段と進んだ。《親鸞聖人御因縁秘伝鈔》は,親鸞が師法然の命によって九条兼実の娘玉日姫と結婚したと記し,それが〈本願寺系図〉にとり入れられたため,真宗門徒の間では近代まで事実と信じられていた。また,玉日姫も観音の化身とされ,信仰の対象となった。…

※「《親鸞聖人御因縁秘伝鈔》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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