《観瀑図》(読み)かんばくず

世界大百科事典(旧版)内の《観瀑図》の言及

【芸阿弥】より

…号を学叟といい,三阿弥の中では比較的短命であったが,当時の記録では画事に関するものが多く,国工,国手として登場している。1480年(文明12)画事習得のため上洛していた鎌倉建長寺の賢江祥啓(けんこうしようけい)(啓書記,生没年不詳)に与えた《観瀑図》(根津美術館)が現存する。それには京都五山の月翁周鏡ら三禅僧の著賛があり,〈学叟真芸五十歳〉の款記と〈学叟〉朱文鼎印をもつ,芸阿弥のほとんど唯一の確実な遺品である。…

※「《観瀑図》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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