世界大百科事典(旧版)内の《諸特徴》の言及
【シャフツベリー伯】より
…爵位を継いで一時期穏健なホイッグ党上院議員として政治にかかわったが,まもなくイタリアに移りこの地で客死した。彼の学説はそのほとんどが晩年の《諸特徴》(1711)と題する著作にまとめられている。彼はホッブズ流の唯物論と性悪説にもとづく権威主義的道徳観念にも,また宗教への非合理的な熱狂と僧権至上主義にも反発して,美的感覚と道徳の一致するギリシア的な調和,個人と社会の融和を理想とする独自な楽天主義的世界観を作り上げた。…
※「《諸特徴》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」