《路傍の石》(読み)ろぼうのいし

世界大百科事典(旧版)内の《路傍の石》の言及

【山本有三】より

…これで劇壇に登場した有三は,問題提起から人間内部の心理的葛藤を描く《坂崎出羽守》(1921),《同志の人々》(1923)へと進む。ついで小説に転じ《生きとし生けるもの》(1926),《》(1929),《女の一生》(1933),《真実一路》(1936),《路傍の石》(1941)など理想を求め向日的に生きる人々の姿を感動をこめて描いている。有三は文学活動のみならず,文学者の地位向上,明大文芸科創設,児童文学の向上(戦前の《日本少国民文庫》編集,戦後の少年雑誌《銀河》創刊などもふくめ)に貢献した。…

※「《路傍の石》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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