《輿地実測録》(読み)よちじっそくろく

世界大百科事典(旧版)内の《輿地実測録》の言及

【伊能忠敬】より

…測量に用いた測器機は,高橋至時やその同僚の間(はざま)重富が漢籍から示唆を得て苦心を重ね,精密工まで養成して作製したものであったし,この測量によって得た緯度1゜の距離28.2里(地球を球として)は,現在からみてもかなり正確なものである。忠敬の業績は〈伊能図〉と呼ばれる地図および《輿地実測録》として編纂された。その墓は遺言によって東京上野の源空寺墓地内の高橋至時の墓と並んでいる。…

※「《輿地実測録》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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