世界大百科事典(旧版)内の《辞典》の言及
【ヘシュキオス】より
…5世紀あるいは6世紀に活躍したと推定されている。ディオゲニアノスの辞典に基づき,アリスタルコス,ヘリオドロス,アピオンなどの小辞典の記事を加え,さらにヘロディアノスのアクセント研究の成果も踏まえて,アルファベット順による古代ギリシア語の大辞典を編纂した。現在ヘシュキオスの《辞典》として伝えられている著作は,この原著を大幅に縮約した摘要にすぎないが,それでも現存する古代ギリシアの辞典の中では最大規模のものであり,いまなお特に古代ギリシア詩の本文校訂に活用されるなど,言語学,文献学上の価値は絶大なものがある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」