《集古今仏道論衡》(読み)しゅうここんぶつどうろんこう

世界大百科事典(旧版)内の《集古今仏道論衡》の言及

【道宣】より

…645年(貞観19)に玄奘(げんじよう)がインドから帰国すると,招かれて長安弘福寺での仏典翻訳事業に参加し,祇園精舎の制に模した西明寺が658年(顕慶3)に完成すると,その上座に招かれた。当時の長安仏教界の最高指導者と目され,律五大部を含む35部188巻にのぼる著述を残したが,とくに梁初より唐初に至る僧伝《続高僧伝》30巻,インドの地志《釈迦方志》2巻,当時の漢訳仏典目録たる《大唐内典録》10巻,道教を批判し仏教を高揚した《集古今仏道論衡》4巻,仏教護法論の集大成ともいうべき《広弘明集(こうぐみようしゆう)》30巻などは中国仏教研究上に不可欠の貴重な文献である。【礪波 護】。…

※「《集古今仏道論衡》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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