《雍正硃批諭旨》(読み)ようせいしゅひゆし

世界大百科事典(旧版)内の《雍正硃批諭旨》の言及

【硃批諭旨】より

…中国,清朝の雍正帝が,地方官から送られてくる奏摺に硃批(朱筆による諭旨)を書き加え,これを編纂したもの。《雍正硃批諭旨》ともいう。地方官から公式ルートを通じて送られてくる上奏文を題本というが,奏摺は,題本とは異なって,皇帝に私的に送られる,いわば親展の上奏文である。…

【雍正帝】より

…このため重要な政治問題の決裁はすべて摺奏を通じて行われることになり,皇帝権力のいっそうの強化をもたらした。これら奏摺と硃批の一部を刊刻したものが《雍正硃批諭旨》である。さらに,ジュンガル(準噶爾)との戦争が起こると,軍事上の機密保持と決裁の迅速のために軍機処を設置し,軍機大臣を置いて文書の処理に当たらせた。…

※「《雍正硃批諭旨》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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