《韻略》(読み)いんりゃく

世界大百科事典内の《韻略》の言及

【音韻学】より

…宋の《広韻》《集韻》などはその系統の韻書である。切韻系韻書は科挙に課される詩韻の規準とされたので,宋代には《切韻》の簡略版の《韻略》が盛行し,《広韻》の206韻の体系が細かすぎるため元のころには106韻の体系に簡約化され,これが後世作詩の用に供せられた。これらの官韻は実際上の音韻体系といちじるしく異なっていたので,口頭音に依拠する戯曲の押韻には役だたず,そこで元の周徳清はこの曲韻のために伝統的な韻書の体系を破棄して,新たに北方音にもとづく《中原音韻》という画期的な韻書を作った。…

※「《韻略》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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