《風刺詩集》(読み)ふうしししゅう

世界大百科事典(旧版)内の《風刺詩集》の言及

【ユウェナリス】より

…ルキリウスに始まるローマ風刺詩の伝統の最後に登場したこの詩人は,同じく風刺詩を創作したホラティウスやペルシウスとは異なって,自己を語ることが少なく,しかも存命中はほとんど世に知られることはなかった。ユウェナリスは,ローマの東南東約100kmに位置する町アクイヌムの出身で,彼が《風刺詩集》第1巻(第1歌~第5歌)を公にしたのは100‐110年のころである。同時代の著作家たちの中ではエピグラム詩人のマルティアリスのみがユウェナリスのことに言及しており,彼のことを〈雄弁なfacundus〉と形容している。…

※「《風刺詩集》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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