《黄金海岸とスラム》(読み)おうごんかいがんとすらむ

世界大百科事典(旧版)内の《黄金海岸とスラム》の言及

【都市社会学】より

…都市の研究や実態調査が行われた背景には,アメリカの都市においてクローズアップされた移民問題,人種問題,貧困問題,都市の社会病理ともいうべき犯罪現象などがあり,現状の認識と問題解決を目ざして,さまざまな事例研究が行われた。ゾーボーH.W.Zorbaughの《黄金海岸とスラム》(1929)はその一例だが,都市の中の都市,コロニー,島などと呼ばれた移民の居住地域の存在とその実態が都市研究の一つの動機づけとなったのである。こうした都市研究を通じて,都市の実態と構造とが明らかにされ,都市内集団の検討から,市民意識,コミュニケーション,住民運動などの研究が進められてきた。…

※「《黄金海岸とスラム》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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