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代謝 たいしゃ metabolism

翻訳|metabolism

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

代謝
たいしゃ
metabolism

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カタボリズム) と,単純な分子から複雑な分子を構築するためにエネルギーの消費を伴う合成代謝または同化 (アナボリズム) がある。

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知恵蔵2015の解説

代謝

新陳代謝の略。生物体がエネルギーおよび物質を外部から取り込み(同化)、体内で化学的に変化させ、不用なものを外部に放出する(異化)反応の総称。物質代謝エネルギー代謝があるが両者は不可分な過程として進行する。代表的なものとして、光合成ブドウ糖から一連の酸化還元反応によってATPを作る過程、核酸、たんぱく質ホルモンなどの生体物質の生合成、生体成分を解毒・分解し排出する過程などがある。基礎代謝は、生物が安静状態で生命を維持できる最小限エネルギー消費量をいう。

(垂水雄二 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

たい‐しゃ【代謝】

[名](スル)
古いものと新しいものとが次々と入れ替わること。「新陳代謝
生体内で、物質が次々と化学的に変化して入れ替わること、また、それに伴ってエネルギーが出入りすること。

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百科事典マイペディアの解説

代謝【たいしゃ】

物質代謝,物質交代新陳代謝とも。生体内にある物質が分解・合成されることで,多くの化学反応の連続によって起こる。反応の一つ一つに別々の酵素が働くので,代謝には一群の酵素がリレー式に作用する。

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栄養・生化学辞典の解説

代謝

 体に取り込んだ物質を別の物質に変換したり,そのまま諸種の経路で排泄したりする体の機能.

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世界大百科事典 第2版の解説

たいしゃ【代謝 metabolism】

代謝ということばは正確には新陳代謝の略語である。地球上の各種生物が外界との密接なかかわりをもちつつ,しかも自己の生命を維持するために,必要なさまざまな活動を推進するための最も基本になる活動が代謝にほかならない。代謝には,エネルギー代謝,物質代謝(物質交代)という二つの用語に示されるように,エネルギーの獲得,利用と物質の変換が不可欠な活動である。言い換えると,代謝とは酵素触媒作用に助けられて,生物の体内で絶えまなく営まれている各種の化学反応の総称ともいえる。

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大辞林 第三版の解説

たいしゃ【代謝】

( 名 ) スル
生体内の物質とエネルギーとの変化。外界から取り入れた物質をもとにした合成と分解とからなる物質の交代と、その物質の変化に伴って起こるエネルギーの生産や消費からなるエネルギー交代とが密接に結びついている。 → 物質交代
「新陳代謝」の略。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

代謝
たいしゃ
metabolism

生体内のあらゆる物質変化の総称で、物質代謝、新陳代謝ともいう。また、生体がその生命活動を維持するための最小必要量のエネルギー量を基礎代謝という。生体の細胞内に存在する物質を同定してみると、その生物の摂取する食物が細胞内に存在するすべての分子を含んでいるわけではなく、生体内に取り入れられてから大きな変化を受けてつくられることがわかる。極端な場合には、グルコース以外のすべての有機物が、その体内で合成されるという生物もある。これらの変化は一段階でおこるのではなく、一連の化学反応を経て、いろいろな中間体を通る。この過程でみられる変化を中間代謝という。
 代謝は、比較的簡単な分子から複雑な化合物を合成する反応(同化)と、高分子や巨大分子など複雑な化合物から簡単な分子に分解する反応(異化)に大別できる。同化の過程はエネルギーを要求し、異化の過程ではエネルギーが遊離される。このように物質代謝とエネルギー代謝は密接に共役している。生体物質の合成と分解の反応は一連の化学反応によって達成されており、その道筋を代謝経路とよぶ。生体内でみられる化学反応は多数あるが、それらを整理すると、ごく限られた代謝経路を中心としていることがわかる。[飯島康輝]

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