アイゼンシュテット,A.(読み)あいぜんしゅてっと

世界大百科事典(旧版)内のアイゼンシュテット,A.の言及

【報道写真】より

…社会や自然界のできごとを,広く伝達する写真のこと。日本語としては昭和初期に,写真評論家の伊奈信男が〈ルポルタージュ・フォトreportage photo〉の訳語としてこの言葉を用いたのが初めといわれる。その意味では,〈報道写真〉という言葉はやや固有名詞的な性格を帯びているわけであるが,しかし今日の一般の意識としては,いわゆる〈ドキュメンタリー写真(ドキュメンタリー・フォト)〉ともほぼ同じような意味で,また,いわゆる〈ニュース写真〉などもその中に含めて,より広い意味の言葉として用いられ,定着しているということができる。…

【ライフ】より

…しかしその後78年,月刊誌として復活,発行部数は133万部(1980)である。【常盤 新平】
[ライフの写真]
 1936年に創刊されたグラフ雑誌《ライフ》は,《フォーチュン》の編集次長で写真家としてすでに揺るぎない評価を得ていたマーガレット・バーク・ホワイト,ドイツのさまざまなグラフ雑誌で活躍しながらもナチスに追われてアメリカへやって来たアルフレッド・アイゼンシュテットAlfred Eisenstaedt,《タイム》のニュースカメラマンだったトマス・マッカボイThomas McAvoy,サンフランシスコ周辺で活躍していたピーター・スタックポールPeter Stackpoleの4人の写真を中心にしてスタートした。《ライフ》での写真は,単純な写真による解説やセンセーショナリズムを超え,対象やテーマへの深い理解と卓抜な解釈をもつものであることが求められ,そのような表現を実現するための一つの方法として,〈フォト・エッセー〉という形式が編みだされた。…

※「アイゼンシュテット,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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