世界大百科事典(旧版)内のアイールの言及
【サハラ砂漠】より
…【川田 順造】
[サハラの岩面画]
サハラ砂漠の山岳地帯には岩面彩画・刻画が広く分布し,〈サハラ美術Saharian art〉とも呼ばれる。これらはタッシリ・ナジェール,ホガールHoggar,南オラン(以上,アルジェリア),アドラール・デジフォラス(マリ),アイールAïr(ニジェール),ティベスティ山地,エネディ(以上,チャド),フェッザーン(リビア),アドラール・ド・モーリタニー・エ・ストゥーフAdrar de Mauritanie et Stouf(モーリタニア),南モロッコの各地に遺存する。彩画は岩陰の壁面に描かれ,刻画の多くは独立した岩塊に施されている。…
※「アイール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」