世界大百科事典(旧版)内のアウナ,Kの言及
【アフリカ文学】より
…そして,ポスト・コロニアル時代の作家が一様に深い挫折と自己疎外に陥っていることは注目すべき現状と言える。アチェベの《国民の中の一人》(1966),アーマの《美しき者いまだ生まれず》(1968),サンベーヌの《ハラ》(1970),アウナKofi Awoonor(1935‐ )の《この大地,わが同胞》(1971),ムワンギMeja Mwangi(1948‐ )の《リバー・ロードを下る》(1976),グギの《血の花弁》(1977)などは,独立以後の国家形成の暗部を照らす一部にすぎず,アウナ,ショインカ,グギらは投獄を余儀なくされ,ラ・グーマ,クネーネMazisi Kunene(1930‐ ),ベティらの国外亡命が続いている。またエクウェンシ,アチェベ,イローEddie Irohらの最近作にはビアフラ戦争の暗影が濃い。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」