世界大百科事典(旧版)内のアカオビスズメの言及
【スズメガ(雀蛾)】より
… スズメガの一部は長距離を飛ぶ渡りガとしてよく知られており,イギリス本土から記録されている23種のうちの約1/3は,年々アフリカ方面から飛来し,ときには一時的に1~2世代を送って消滅してしまうような偶産ガである。日本でもハガタスズメは,沖永良部島でわずか2匹が採集されているにすぎないし,アカオビスズメなども散発的に採集されるだけで土着性はあやしい。幼虫がキョウチクトウを食べるキョウチクトウスズメは,アフリカから年々ヨーロッパへ飛来するので有名だが,東南アジアまで分布しており,1976年以降沖縄本島に土着してしまった。…
※「アカオビスズメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」