世界大百科事典(旧版)内のアグファの言及
【アグファ・ゲバルト[会社]】より
…ヨーロッパを代表する総合写真(写真フィルム,カメラ等)メーカー。前身は,1867年創立のカラーフィルム技術の先駆者であったドイツのアグファ社(Aktiengesellschaft für Anilinfabrikation(染料工場の意)の頭文字をとって命名。1925年イーゲー・ファルベン社の傘下,52年バイエル社の傘下になる)と,1894年創立のベルギーのゲバルト写真製造社である。…
【イーゲー・ファルベン[会社]】より
…イギリスやフランスに比べ立ち遅れていたドイツの化学工業は,19世紀後半,企業集中をくり返したが,第1次大戦の敗戦で厳しい状況に立ち至った。こうしたなかで,1925年に六大化学工業会社(バーディッシュ・アニリン・ウント・ソーダ工業社(バスフ(BASF)の前身),フリードリヒ・バイエル染料社(バイエル社の前身),アグファ社(アグファ・ゲバルト社の前身),ワイラー・テル・メール化学社,グリースハイム・エレクトロン化学工業,ヘキスト染料(ヘキスト社の前身))の合同により生まれたのがイーゲー・ファルベンである。ドイツの化学工業を支配していたこの六大会社は,利益共同体契約を結んで,1916年以降共同で各種製品を製造していた。…
※「アグファ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」