世界大百科事典(旧版)内のアジア型コレラ菌の言及
【コレラ】より
…病原体であるコレラ菌Vibrio commaは欧文のコンマ(読点)状をしたグラム陰性の杆菌で,一端に1本の鞭毛(べんもう)をもち,幅0.5μm,長さ2μmくらいの大きさ。コレラ菌にはアジア型コレラ菌(または古典型コレラ菌)とエルトール型コレラ菌の2型があり,かつてのコレラは前者によるものが多かったが,近年のものは主としてエルトール型菌による。
[症状]
コレラは,コレラ菌が産生するコレラ毒素(コレラエンテロトキシン)によって起こる下痢を主症状とする。…
※「アジア型コレラ菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」