世界大百科事典(旧版)内のアジ化水素酸の言及
【アジ化水素】より
…水,エチルアルコールによく溶ける。水溶液はアジ化水素酸と呼ばれ(古くトリアゾ水素酸とも呼ばれた),弱酸として働く。解離定数K=1.8×10-5(25℃)。…
【アジド】より
…たとえば,NaN3,KN3,AgN3,Hg(N3)2,Pb(N3)2,ClN3,BrN3,CH3N3,C6H5N3などのような化合物がそうである。-N3基は直線型のN-N-Nのような構造をもち,プソイドハロゲン(ハロゲン原子に似た性質を示す基)の一つであり,アジ化水素の水溶液はアジ化水素酸というようにハロゲン化水素酸に似た酸である。したがってアジドも多くの点でハロゲン化物と似ている。…
※「アジ化水素酸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」