世界大百科事典(旧版)内のアスカラーニーの言及
【サハーウィー】より
…マムルーク朝時代のアラブの歴史家。カイロに生まれ,当代の文人アスカラーニー‘Asqalānī(1372‐1449)について伝承学や歴史学を修めた後,メッカ,メディナからシリアに遊学,帰国後はマムルーク(奴隷軍人)の高官ヤシュバクの庇護を得て膨大な著作を残した。主著はマクリージーの年代記を補塡した《鋳造された黄金》,浩瀚(こうかん)な同時代の人名辞典《輝く光》,ほかに宗教諸学を厳しく批判した《歴史家批難弾劾の書》がある。…
※「アスカラーニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」