アスプクサリヘビ(読み)あすぷくさりへび

世界大百科事典(旧版)内のアスプクサリヘビの言及

【コブラ】より

…物語に登場するコブラでは,エジプトの女王クレオパトラの死にまつわるアスプaspが有名で,女王は毒蛇アスプにみずからの豊かな胸をかませて命を断ったともいわれている。現在ではアスプと呼ばれるのはクサリヘビ属のアスプクサリヘビVipera aspisであり,クレオパトラが用いたとされるエジプトコブラではない。しかし古代エジプトではヘビそのものをアスプと呼び,クレオパトラを画題とした歴史画でも,G.フェラリらはコブラを,G.レーニらはクサリヘビをかいている。…

【ヨーロッパクサリヘビ】より

…行動はにぶいが攻撃はすばやく,毒の主成分は強い神経毒。しかし,近縁種でほぼ同大の,アルプス地方産のアスプクサリヘビV.aspisやイベリア半島産のラタストクサリヘビV.latastiほど危険ではない。【松井 孝爾】。…

※「アスプクサリヘビ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む