《あだ物語》(読み)あだものがたり

世界大百科事典(旧版)内の《あだ物語》の言及

【三浦為春】より

…24年(寛永1)致仕したが,26年には従五位下に叙せられた。《寛政重修諸家譜》には〈為春かつて和歌をたしなみ,仏学に長ぜり,ひとゝせ女(娘)のためにあだ物語二巻をつくる〉とある。その《あだ物語》は異類恋愛譚に仮託して,世の無常迅速の仏理を説いた,思想的内容的には中世的といってよい仮名草子であるが,〈平為春作焉〉と雅号などでなく正式の署名がなされており,為春の仮名草子に寄せる高い認識と評価を示すものである。…

※「《あだ物語》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む