アッティカ風(読み)あってぃかふう

世界大百科事典(旧版)内のアッティカ風の言及

【ラテン文学】より

…こうして対立してきたギリシア文化とローマ精神は,ルキリウスの中で一種の調和に達したといえよう。前2世紀後半には,階級闘争の社会不安を反映して弁論術が発達し,抑制のきいた古典的な〈アッティカ風〉の演説をローマに取り入れた重厚なスキピオ・アエミリアヌスScipio Aemilianus,民衆の利益を熱烈に擁護したグラックス兄弟など,すぐれた雄弁家が輩出した。
[共和政末期(前1世紀40年代まで)]
 グラックス兄弟の社会改革の試みが失敗したあと,民衆派と貴族派の対立は激化し,これを背景に,マリウスとスラの抗争,スラの独裁と恐怖政治,第1次三頭政治,内乱,カエサルの独裁と暗殺,第2次三頭政治など,大小さまざまな抗争・対立・混乱が続き,ついにローマ共和政は崩壊する。…

※「アッティカ風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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