世界大百科事典(旧版)内のアッバーシーヤの言及
【エジプト】より
…当時は湿潤で,北アフリカには草原が広がり,各所に森林が繁茂し,野生動物の宝庫であった。前期旧石器はナイル河岸の30mおよび15m段丘,カイロ近郊アッバーシーヤ‘Abbāsīya,ハーリジャ・オアシスなどで確認され,アブビル型やアシュール型の握斧(あくふ),剝片(はくへん)石器(30m段丘),中後期アシュール文化の石器(15m段丘)が発見されている。中期旧石器は9m段丘上にみられ,ルバロア型の剝片石器や三角形の小型尖頭器(ポイント)などを特徴とする。…
※「アッバーシーヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」