アテナ・ポリアスの旧神殿(読み)あてなぽりあすのきゅうしんでん

世界大百科事典(旧版)内のアテナ・ポリアスの旧神殿の言及

【エレクテイオン】より

…アテナイのアクロポリス上の北にある神殿。〈エレクテウスの家〉の意であるが,〈エレクテイオン〉という名は後2世紀の旅行家パウサニアスの著作に初出,それ以前は〈アテナ(・ポリアス)の(旧)神殿〉などと呼ばれていた。ホメロスに言及されているほど古い由緒をもつ。現存のものは前421年ころに建設が始まり,数年の中断を経て,前406年ころ完成された。現存するイオニア式神殿中の代表作であるが,建築家は不明。地面の凹凸という地理的条件(東半分が3mも高い),多数の聖跡と古い祭儀を包摂する必要性などのために非常に複雑なプランを採り,建築全体は繊細な装飾を施されたイオニア式で統一されている。…

※「アテナ・ポリアスの旧神殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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