世界大百科事典(旧版)内のアナナスサの言及
【イチゴ(苺)】より
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[栽培の歴史]
野生イチゴの利用はひじょうに古く,石器時代までさかのぼるといわれるが,栽培されたのは比較的新しく,14世紀に入ってフランスやベルギーで始まった。その後北アメリカ原産の野生イチゴF.virginiana Duch.と南アメリカのチリの野生イチゴF.chiloensis (L.) Duch.との交雑種から出たアナナスサと呼ばれるものが18世紀中ごろオランダで作出され,これが現在の栽培イチゴの素材になった。1819年にはイギリスで最初の大果品種が作られ,イギリス,フランスを中心にヨーロッパ各地に広まった。…
※「アナナスサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」