世界大百科事典(旧版)内のアバネーラの言及
【ハバネラ】より
…スペイン語の発音ではアバネーラ。19世紀にキューバで行われたダンス音楽で,〈ハバナの(踊り)〉の意。…
【ポピュラー音楽】より
…このルンドゥーはブラジルより前にペルーヘ,アフリカから奴隷によって伝えられたものだとする説もある。キューバでは1800年ごろにハバネラhabanera(発音はアバネーラ)が生まれ,19世紀中葉にヨーロッパにも伝えられた。ルンドゥーもハバネラも付点8分音符と16分音符を組み合わせた軽く跳ねるリズム感をもち,ポルトガルもしくはスペインの音楽にアフリカ的リズム感を加味したものと考えられるが,これがその後のラテン・アメリカの音楽の基調となったといってよく,19世紀半ばにブラジルで生まれた器楽の音楽ショーロも,19世紀末にアルゼンチンのブエノス・アイレスで生まれた踊りの音楽タンゴも,このリズムがもとになっている。…
※「アバネーラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」