世界大百科事典(旧版)内のアブドゥル・ラシッド・アリ・シェルマルケの言及
【ソマリア】より
…またアメリカの軍事的支援を得ていたエチオピアに対抗する必要上,ソ連に接近して,その軍事援助を導入した。67年の選挙でオスマンを破ったアブドゥル・ラシッド・アリ・シェルマルケが第2代大統領に就任すると,先鋭な大ソマリア主義は修正され,近隣諸国との関係改善の方針が打ち出され,西側諸国との友好関係も推進された。しかし国家建設は容易に進まず,大ソマリア主義も一頓挫をきたしたために,国内の不満はしだいに増大し,69年10月シェルマルケ大統領は暗殺された。…
※「アブドゥル・ラシッド・アリ・シェルマルケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」