世界大百科事典(旧版)内のアブラハの言及
【サヌア】より
…ヤークートの地理書によればサヌアには1世紀ころヒムヤル王国Ḥimyarの巨大なグムダーン城が建てられていたと記される。525年アビシニア(エチオピア)軍総督アブラハがヒムヤル王国を滅ぼし,この地を首都とし壮大な教会を建てた。イスラム時代に入るとその活動の中心からやや離れ,1546年以降はトルコの主権下におかれたが,高原地帯に勢力をもっていたザイド派イマームの王国が1905年トルコを追い払い,現在のイエメンの基盤を築いた。…
※「アブラハ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」