世界大百科事典(旧版)内のアブラバチの言及
【アブラムシ(蚜虫)】より
…これを虫体に直接かかるように散布したり,植物体への浸透性に優れた殺虫剤を茎葉や根から浸透させ,植物汁液とともにアブラムシに吸わせる方法がある。またテントウムシなどの捕食性天敵や,アブラバチAphidiidae(コマユバチに近縁で,アブラムシに特有の寄生バチ)などの寄生性天敵はアブラムシの個体群の制御に大きな役割を果たしている。またアブラムシに対する抵抗性の強い作物品種を用いたり,アブラムシの習性や生理的な特性を利用した対応策も考えられ,これら種々の手段を組み合わせた総合防除の研究も行われている。…
※「アブラバチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」