世界大百科事典(旧版)内のアマーティ,N.の言及
【アマーティ】より
…2人の息子アントニオAntonio(1540ころ‐1600ころ)とジロラモGirolamo(ヒエロニムス,1561ころ‐1630)も父の後を継いだ。ジロラモの息子ニコラNicola(もしくはニコロ,1596ころ‐1684)はアマーティ一族中最も卓越した製作者であったばかりでなく,グアルネリ,F.ルジェーリ,ストラディバリ(推定)らの優れた弟子を数多く生み出した。彼の少し大ぶりの楽器は〈大アマーティ〉と呼ばれ珍重されている。…
【バイオリン】より
… 初期のバイオリン製作の中心は,ミラノ近郊のブレシアとクレモナにあった。バイオリンの基本的な形は,クレモナ派のA.アマーティ(アマーティ)やブレシア派のガスパロ・ダ・サロGasparo da Salò(1540‐1609)によってほぼ確立され,さらにN.アマーティがそれまでのものよりやや大きい現在の標準型のバイオリンを完成した。その後今日に至るまで,バイオリンの形態は細部を除いて本質的な変化を被っていない。…
※「アマーティ,N.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」