世界大百科事典(旧版)内のアメリカ・ケインジアンの言及
【ケインズ学派】より
…新古典派が信頼をよせる市場(価格)機構が必ずしもいつも完全に機能するとは限らず,経済は時として総需要の不足に陥ることになるから,そういうときには自由放任主義ではなく政府が積極的な総需要管理政策を行うべきだ,というのがケインズ派の基本的な立場である。
[再び新古典派との論争の時代に]
ケインズ経済学は第2次大戦後,主としてアメリカの経済学者たち(アメリカ・ケインジアン)によってより深い検討が加えられた。それと同時に,他方でケインズ理論に基づく統計的なモデル(エコノメトリック・モデル)の構築が進められたことも忘れることができない。…
※「アメリカ・ケインジアン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」