世界大百科事典(旧版)内の《アメリカの政治的伝統》の言及
【ホフスタッター】より
…コロンビア大学で学び,1946年より同大学で教鞭をとる。《アメリカの政治的伝統》(1948)において,アメリカ政治史上の党派的・地方的・経済的・思想的対立の底には,〈財産権,経済的個人主義,競争の価値に対する信条〉という共通のイデオロギーが存在するという新解釈を示して評判になり,《改革の時代》(1955)でピュリッツァー賞をとる。彼は歴史研究に社会科学,ことに社会心理学の方法論などをとり入れて,大胆な解釈を試み,一部からは実証性の不足を指摘されたが,第2次大戦後のアメリカ歴史学会を代表する一人であり,その著書,論文で邦訳されているものも多く,日本のアメリカ史研究にも大きな影響を与えた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」