世界大百科事典(旧版)内のアモルファスカルコゲンガラス半導体の言及
【セレン】より
…これは帯電したセレンの薄い膜の上に画像を投映すると,光の当たった部分は電気伝導度が大きくなって電荷が失われることを利用し,これに帯電したカーボン粉末をふりかけて像を写しとり,さらに紙に転写して加熱定着するものである。最近ではヒ素,テルル,硫黄,ゲルマニウムなどとともにセレンを多量に含むアモルファスカルコゲンガラス半導体の研究が盛んである。たとえばAs‐Se‐Teのガラス状膜をSb2S3膜とSnO2の膜で挟んで高電圧をかけておき,これに光像を結ばせると,光の当たった部分だけに電流が流れてSb2S3膜上に光像に対応した電荷の像が得られる。…
※「アモルファスカルコゲンガラス半導体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」