アランカーラ(読み)あらんかーら

世界大百科事典(旧版)内のアランカーラの言及

【カービヤ】より

…韻文,散文および両者の混交した戯曲も包含し,プラークリット語やアパブランシャ語の併用も許される。厳密な定義を下すことはむずかしいが,読者に一定の情緒(ラサ)を喚起させ,特定の特徴(グナ)のある文体(リーティ)を備え,複雑な修辞法(アランカーラalaṁkāra)によって修飾された文学的作品をいうもので,内容にもある程度の制限があるため,むしろ形式に重きをおく傾向が強い。カービヤの起源は一般に大叙事詩《ラーマーヤナ》にあるといわれているが,この大叙事詩の後に抒情詩,叙事詩,戯曲,伝奇小説,説話,寓話など各種類の作品が作られ,これにともなって詩論,修辞学,戯曲論等が著しく発達した。…

※「アランカーラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android