アルディ,A.(読み)あるでぃ

世界大百科事典(旧版)内のアルディ,A.の言及

【フランス演劇】より

…当時のパリの唯一の常設劇場で受難劇組合の所有だったブルゴーニュ館劇場(日本では〈ブルゴーニュ座〉と通称)の笑劇トリオ(ゴーティエ・ガルギーユGaultier‐Garguille(1572?‐1633),グロ・ギヨームGros‐Guillaume(?‐1634),チュルリュパンTurlupin(1587?‐1637))の成功や,ポン・ヌフ広場のタバラン兄弟の滑稽(こつけい)寸劇に代表される大道芸にそれはうかがえる。
【17世紀――古典主義の成立と展開】
 しかし17世紀初頭にアルディAlexandre Hardy(1570ころ‐1632ころ)がブルゴーニュ座座付作者として成功したことは,筋の展開も豊かで劇的葛藤に富む〈悲喜劇(トラジ・コメディ)〉や〈田園劇(パストラル)〉といった新しい〈戯曲の上演〉が時代の好みとなったことを示している。1634年には,マレー地区の掌球場(ジュー・ド・ポーム)を改装したもう一つの劇場がマレー座として常設小屋となる。…

※「アルディ,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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