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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…この異端への対抗伝道からドミニコ会が誕生し,また渦中で新設された異端審問は長くヨーロッパに猛威を振るった。アルビジョア派とは,カタリ派異端の地方的呼称である。1145年聖ベルナールの巡回以来,ドミニコ会の登場まで教会の異端対策はシトー会が指導した。…
…二神論を基本教義とする。アルビジョア派,パタリニ派,ブルガリ派,プブリカニ派等,地方と時期により多くの別称がある。最初12世紀半ばライン川沿いの諸都市および低地帯で発見されたが,次第に南に広がり南フランスと北・中部イタリアに確固たる地歩を築いた。…
…この十字軍は,ベジエ,アルビなど都市全体を挙げての抵抗にあって苦戦し,29年までの20年間を費やして,ようやく異端運動を鎮圧した。城壁化された教会に拠ったアルビ市の籠城戦にちなんで,アルビジョア派,アルビジョア十字軍とも呼ばれる。アルビジョア十字軍は,キリスト教異端の騒動鎮圧にあたったが,実際にはカペー王朝をはじめとする北フランス諸侯による南フランス征圧戦という性格を強くもっている。…
※「アルビジョア派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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