世界大百科事典(旧版)内のアルマンディンの言及
【ガーネット】より
… ガーネットは単一宝石ではなく,各種のガーネット群によって形成されている。アルマンディンalmandine,パイロープpyrope,両者の中間的成分のロードライトrhodoliteの3種は赤色から帯紫赤色,暗赤色を示し,真実,友愛,忠実を象徴し,1月の誕生石に用いられる。スペサルティンspessartineは橙色系の色であるが,透明度の良いものが宝石用となる。…
【ザクロ石(柘榴石)】より
…重要な造岩鉱物の一つであり,立方晶系に属し,化学組成はRII3RIII2Si3O12(ここでRIIはCa,Mg,Fe2+,Mn,RIIIはAl,Fe3+,Crなど)で表されるザクロ石族に属する一群の鉱物の総称である。端成分はパイロープMg3Al2Si3O12,アルマンディンalmandine Fe3Al2Si3O12,スペサルティンspessartine Mn3Al2Si3O12,グロッシュラーgrossular Ca3Al2Si3O12,アンドラダイトandradite Ca3Fe2Si3O12,ウバロバイトuvarovite Ca3Cr2Si3O12,ノーリンジャイトknorringite Mg3Cr2Si3O12とSiの一部を4(OH)が置換したハイドログロッシュラーhydrogrossular Ca3Al2Si2O8(SiO4)1~m(OH)4mである。またTiの多いアンドラダイトはメラナイトmelaniteと呼ばれている。…
※「アルマンディン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」