アレクサンドル・アルモニウム(読み)あれくさんどるあるもにうむ

世界大百科事典(旧版)内のアレクサンドル・アルモニウムの言及

【ハルモニウム】より


[リード・オルガン]
 19世紀半ばに,吸込み式送風装置,小さめのリードを有する新型のハルモニウムが,フランスのアレクサンドル社で考案され,その後アメリカのエスティ社,メーソン・アンド・ハムリン社で改良され,大量生産されるようになった。アメリカン・オーガンAmerican organ,コッテージ・オーガンcottage organ(イギリス),アレクサンドル・アルモニウムAlexandre harmonium(フランス)などと呼ばれる。これが明治時代に,アメリカ,イギリスの宣教師などによって日本にももたらされ,日本では〈リード・オルガン〉の名で広く普及し,国産品の製造も行われるようになった。…

※「アレクサンドル・アルモニウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android