アレマンニア(読み)あれまんにあ

世界大百科事典(旧版)内のアレマンニアの言及

【シュワーベン】より

…ゲルマンの一部族としてのシュワーベンは3世紀にライン川とイラー川の中間,ボーデン湖までのローマ領内に侵入して定着し,5世紀に定住地域をエルザス(アルザス),スイス,フォアアールベルク,東はレヒ川まで拡大したアレマン族Alemannen(alle Männer)のことで,これは,ザクセン族,フランク族,チューリンゲン族,バイエルン族,フリーゼン族とともにドイツ民族を構成する6部族の一つである。アレマン族と彼らが定住した地域であるアレマンニアAlemanniaは10世紀ころからシュワーベンと呼ばれるようになるが,この名称は1世紀ころゲルマニアに住んでいたスエビ族Suebiに由来している。シュワーベン(アレマン)族の社会は首長(王や小王)制の多数の支族から成っていたが,5世紀に統一へ向かった。…

※「アレマンニア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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